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1st EP
イーハトーヴと行方
2019.04.01 Digital Release
全4曲収録
1. フィラメント
2. harujion
3. 赤いリボン
4. ベージュ
Teaser
Lyrics
1. フィラメント
作詞:星銀乃丈
当たり前に過ぎた 季節 思い出せば
いくつ経っただろうか

公園沿いのアパート 風に揺れるシャツと
あぁ 雲を眺めた

何度だって 思い出すのは
何気ないあの日の 横顔だ

きっと僕ら いつかは風になるって
一歩先で 微笑んだ君に
さよなら言えないままで いなくなった
好きだって 伝える前に

通り雨を待った 黙ったままだった
君が話すのを待っていたんだ

「成し遂げるだけが 君の全てなの?」
あぁ  膝を濡らした

知らないままで うつっていた
君の口癖や 強い生き方が

きっと私 いつかは風になるって
一歩先で 微笑んだ君を追いかけて
あの日 出会えたこと 生きた 全てを
忘れない 忘れないからね
2. harujion
作詞:maharu
夢の中身は忘れ物ばかりだ
置いてきたものは
置いてきちゃいけないものばかりだ

君が笑ったいつもの声とは違った
息が止まったいつもと声が違ったから

僕のとがった自尊心は
いつから丸くなったんだ
落ちつけることなんてないさ
笑えない 笑えない

テレキャスターを泣かせば
言葉なんていらないさ
耳に残る歌の名は忘れた
テレキャスターを鳴らした
この一瞬が、声のすべて、壊さないように

笑えないわけじゃないんだ
泣きたいわけじゃないんだ
間違い探しの9月だって
だから歌になったんだ

テレキャスターが唸れば
言葉なんていらないか
頭に残る君の顔も忘れた
テレキャスターと歌えば
この一瞬も、僕のすべて、壊れないように

3. 赤いリボン
作詞:たてべ
それはそれはぽつり浮かんでいた
寝ても覚めても浮かんでいた
小さな部屋の窓の側
遠い昔 銀色の宇宙だった
それはそれはいつも浮かんでいた
夜の夢の街中でさえ
小さな部屋の窓の側
すこしすこし冷たいな

四角い箱のガラス片みたいな
君が透けて 聴こえるその声が
ひどく さびしい歌ばかり
近くて遠い日のこと

静かな色のない朝でも
鳴き声が響く夜であっても
簡単に魔法は溶けてしまうから
今日も僕に声をかける
「大丈夫、そばにいる」って
言わないで 頷かないでよ
ぎこちない君と
赤のリボン
解いたその手に
触れないで 触れないでいて

ひらひら舞うスカートと
赤いリボン
窓の向こう君がいる
通り過ぎていく
白く光る街灯が
僕の名を呼ぶ
長く伸びたその影に
捕まらないように

静かな色のない朝でも
鳴き声が響く夜であっても
簡単に魔法は溶けてしまうから
今日は僕が声をかけよう

静かな色のない朝には
僕がたくさんの光をあげよう
鳴き声が響く夜には
夜が開けるまで話をしよう
「大丈夫、ここにいる」って
確かめられるように 手を握って

君がいないなら
僕はいないから
いまはこのままで
4. ベージュ
作詞:紫苑
不意に君を思い出した
変わりそうなだけの世界にちゃんと摑まって
確かここにしまったんだ
崩れそうな部屋の隅
今 手を伸ばしている

身勝手に苛立って
本当の価値って何だ
行く末もない不満を零した
他人に言われれば信じるのか
願ったような顔 映り込んだ僕は

溶かした想いに沿って弾いた
「行かないよ」なんて吐いたせいだよな
縋った先で叫んでも届かないかな
話の続きを語る前にさ

描いた未来像の果てには
逃げだした今日を悔いて止まないだろう
もっと君に向き合えたならいいのに 嗚呼
ただ笑っていたんだ僕ら

空がだいぶ暗くなった
飾らない能書きの外では全部欲しがって
もしも逆さに飛んだって
ひたむきな明かりを待つから
問いただしている

目頭を彷徨うのは
染まらないまんまの色だ
風にも似た憂いが過った
出会える保証もきっとないだろう
不恰好な言葉 包み込んだ僕は

溶かした想いに沿って弾いた
「行かないよ」なんて吐いたせいだよな
縋った先で叫んでも届かないかな
話の続きを語る前にさ

描いた未来像の果てには
逃げだした今日を悔いて止まないだろう
もっと君に向き合えたならいいのに 嗚呼
ただ笑っていたんだ僕ら